カードゲーム、ジャイプルレビュー

ジャイプル

 

 

・難易度:2
・評価:A
・プレイ人数:2
・日本語版無
・カード枚数:55枚(縦88mm×横63mm)/スリーブ:ポーカーサイズ
・サマリーはこちらから

 

概要

うまいこと商品を売ったり手にして、相手を出し抜いてお金を稼いでいく、2人用のカードゲームです。

 

ルールは簡単で、自分の手番でやることは、「カードを取る」か「カードを売る」かです。

 

「カードを取る」アクションでは、「手札と場札を同数、入れ替える」、「場札を1枚取る」、「場のラクダカードを全て取る」から1つ選びます。
「カードを売る」では、手札から1種、何枚でも捨てて、得点のトークンを同数獲得します。
基本的にこの「カードを売る」が得点源で、なるべく3枚以上で捨てた方が、ボーナストークンも得られてお得です。

 

しかし、トークンの内容に中々味の利いた仕込みがあって、得点トークンは重ねられた上から取っていくのですが、上のトークンの方が得点が高くなっているのです。
内訳を詳しく見てみたい方は、サマリーを見てみてください。

 

1枚交換で早く高い得点を取ってしまうのか、何枚も集めてボーナストークンを狙うのか、悩ましい所です。

 

さらに効いてくるのが、商品6種の内、銀。金、ダイヤの3種は2枚以上でないと売れないのです。
手札の上限は7枚。
高級な品物の数を揃えるのか、安物で攻めるのかも考え所です。

 

特殊なカードといえば、「ラクダ」カードというものしかなく、これは手札の枚数に数えず自分の前に置いておき、カードを入れ替えるときに商品の代わりに場に置くことに使えます。
「ラクダ」を手に入れるには、場にある「ラクダ」をまとめて入手をしないといけません。
これが場を大きく動かし、「ラクダ」を何枚も取ると新たにカードが場に補充され、そこに高級品が大量にあった日には、涙がちょちょぎれる思いで指をくわえて相手に手番を渡すしかありません。

 

単純だけど考え所の多い、良い2人用ゲームだと思います。

 

ちなみに、カードをスリーブに入れると元の内ケースには入らなくなるので、半分にばっさり内ケースを切って収納しています。
 
これできっちり収納できます。