ボードゲーム、グレンモアレビュー

グレンモア

 

 

・難易度:4
・評価:B
・プレイ人数:2〜5
・日本語版無
・カード無し
・サマリーはこちら:印刷はA4ですが内容はA5に収まっているので、半分に切ってご利用ください。
・タイル一覧はこちら:タイル内容と特別な地をまとめてあります。

 

概要

箱はあまり大きくないですが、少し重めなゲーム、グレンモアをご紹介。

 

どんなゲームかというと、タイルを効率良く取り効率良く配置して、うまく勝利点を稼ごうというゲームです。

 

流れとしては、並んだプレイヤーコマの一番後ろの人が、常に手番を行うというルールで、他のゲームではパッチワークテーベの東と同じです。
手番プレイヤーは、好きなタイルの場所に飛んでそのタイルを取り、自分の場に配置して効果を得る、という流れです。
好きなタイルを取れるので、同じ人が手番を何度も行ったり、中々手番が回ってこなかったりします。

 

特徴的な所は、プレイヤー間で得点差が大きく開きにくい、という所でしょうか。
中間決算では、得点対象の物、ウイスキー樽の数や「特別な地」の数によって勝利点を得るのですが、比べる対象物が最少の人と比べていくつ多いかで得点が決まります。
さらに、ゲーム終了時、タイルを取った数を他のプレイヤーと比較して最少の人を基準にいくつ多いかで、なんとマイナスが発生するという。
タイルを多く取ればできることも多くなるが、その分マイナスをくらうので、いかに少ないタイルでうまく勝利点を稼ぐか、にかかってきます。

 

この感覚が何度かプレイしないとつかみにくく、僕が難易度評価を4にした一番の原因です。
慣れてくれば、このルールで他のプレイヤーの邪魔をしたりできるのですけどね……
独走する快感が好き、って人にはちょっと向かないかもしれないですね。

 

好き嫌いは少し分かれるかもしれませんが、コンパクトにまとまったいいゲームだと思います。