カードゲーム、サンファンレビュー

サンファン

 

 

・難易度:3
・評価:A
・プレイ人数:2〜4
・日本語版有
・カード枚数:110枚(縦92mm×横59mm)/スリーブ:ユーロサイズ
・サマリーはこちらから
・建物一覧(イラスト付)はこちらから
・建物一覧(イラスト無)はこちらから

 

概要

最初に言っておきます。
このサンファンはプエルトリコの派生カードゲームですが、これはプエルトリコと似て非なるゲームです。
プレイする際は、プエルトリコの派生と思わず、新たなゲームをやる気持ちで挑んでください。
じゃないと、ギャップに惑わされ、面白さに気付きにくくなるかもしれません。

 

このゲームがどんなかを簡単に言うと、「カードゲームなのに箱庭を作っているような感じになれるゲーム」とでも言いましょうか。
プレイ感はプエルトリコと近い所はいくつかあれど、ほぼ違うと言っていいかと思います。

 

では、プエルトリコと何が同じで何が違うのか。
プエルトリコについてはこちらをご覧になってみてください!

 

*同じ所
・役職タイルを選び役職を選んだ人から順に、全員が同じ役職のアクションをする。
・役職を選んだ人は、追加の特権の効果も得る。
 役職の内容は以下の通りで、プエルトリコとほぼ同じですが、「開拓者」「市長」「船長」が無く、「参事会議員」というのが加わっているという違いがあります。
 

 

*違う所
・建物は手札として配られるので、何か建てられる状態になるかは運。
・お金の概念はなく、建物の建設時は手札を捨ててコストとする。

 

と、こんな所でしょうか。
まあ、早い話、プエルトリコとは別ゲームと考えてプレイしないと、「え、何これ、全然プエルトリコやないやないかい。」ってなります。
運要素がほとんどない本家から、ある程度の運が入ったゲームになるので、そうなりますよね。

 

で、実際ゲームはといえば、面白いですよ、プエルトリコの概念を頭から外せば。
建物を自分の前に並べていくと、手札はランダムとはいえ、人の個性が出てきます。
カードの内容によってはコンボもできるので、カードゲーム好きもOK!

 

ソロプレイ感が強いとも言われたりしますが、各建物は3枚ずつしかないので、コンボ潰しのために相手が必要なカードをにぎってみたり、捨て札に回したり……

 

箱庭作りが好きな人は、もう自分の好きなように立ち回るもよし、相手の邪魔はしにくいですがやろうと思えばできるので邪魔してみたり、ソロプレイ感が強いというのなら点数をどこまで伸ばせるか自分と戦ってみたり……
最後は何か違うって?
いやいや、遊び方、楽しみ方なんて自由なんですよ!
ゲームは楽しんだ者勝ち!
これテストに出ますから、ちゃんと覚えておくように。

 

はい、ではいつものように、最後は収納について。
いつものことながら、内箱は切って加工しています。
ざっくり半分切り落としてもいいかもしれませんが、これはスリーブに入れてもなんとなく元の場所に収まるんですよね。
元の場所はカードが取り出しやすいようにと、軽く底が上がっていました。
そのせいでスリーブに入れると入りきらなくなって…… 余計なことを……

で、底上げされてた部分だけ切って、あとは紙で軽く包んでおけば、切った底からカードが変な所にすべり込むこともありませんし、取り出しもしやすいです。